vSphere 6.7 update2が発表されました!
VMwareハイパーバイザ製品群であるvSphereのバージョンアップが発表されました。
今回はupdate2のリリースとなりマイナーバージョンアップでしたのでskylake以前のintelチップの脆弱性(L1TF)対策などセキュリティ面の強化が目立ちましたが、
一部の方に影響がありそうなのが外部PSCの廃止が正式にアナウンスされました。
これはvCenterと別でPSCサーバを構築している方に影響があります。
この対策として「vCenter Server Converge tool」が提供されており、これを利用することでvCenterとPSCサーバを統合することが可能です。
ただし、vSANやNSXを利用していない環境では個人的にvSphereを今回発表された6.7u2へアップグレードする際、vCenterを新規で構築しなおすのが良いと思っています。そのほうが予期せぬ不具合を引く可能性が低いと考えます。
注意点としてはvCenterで格納しているイベントやパフォーマンスのログが引き継がれない点は留意しておく必要があります。
最後になりますが1VMあたりに搭載可能なvCPU数とvRAMの最大数が増えました。
vCPU=256個
vRAM=6TB
これにより高いスペックを要求されるSAP HANAなどのVMを仮想化することが可能となりました。
搭載可能サイズはVCPなどの資格試験でも頻出する問題ですのでしっかり覚えないといけない部分となります。