VMware HCXのおさらい
VMware Cluodを利用する際にオンプレミス環境からクラウドへ移行するためのHCXという機能が提供されています
多岐にわたる機能があるので改めておさらいしてみようと思います
主なHCXの機能は以下が挙げられます
HCX Bulk Migration
レプリケーション機能を活用して仮想マシンを移行させる機能です。予めレプリケーション機能で仮想マシンのデータを移行先へコピーしておき、任意のタイミングで切り替え処理を実行します。切り替え処理では、移行元で仮想マシンを停止しネットワークから切り離し、移行先で仮想マシンを起動させます。数十台の仮想マシンを同時に処理できるので、大規模環境の移行に最適です。
HCX Cold Migration
仮想マシンを停止した状態で移行させる機能です。数時間以上の停止が許容できる仮想マシンに対する移行に最適です。
HCX vMotion Migration
vMotion を活用して仮想マシンを起動したまま移行させる機能です。ネットワーク延伸機能と併用すれば、オンラインのまま仮想マシンを移行できます。
HCX Replication Assisted vMotion Migration
レプリケーション機能と vMotion を組み合わせて仮想マシンを起動したまま移行させる機能です。予めレプリケーション機能で仮想マシンのデータを移行先へコピーしておき、切り替え処理の段階で vMotion を使って移行を完了させます。レプリケーション機能によってデータがコピーできるため、ディスク容量が大きな仮想マシンであってもオンラインのまま移行できます。
一番構成が容易で且つ、ダウンタイムが少ないBulkMigrationがよく選択されているかと思います。「HCX Replication Assisted vMotion Migration」が最近出てきた機能でとても良さげですがまだ詳細がわかりません・・・
VMC on AWSを利用していればほぼ追加コストなしで利用できるので、移行がある場合は必ず利用した方が良いとおもいます。