virtual-oji’s diary

SIerに勤務するインフラエンジニアのブログ

VMware Explore 2022

VMware最大の年次イベントであるVMware Explore(旧VMworld)が開催されました

個人的には前の名前のほうが好きでしたが慣れるんですかね?

 

今回のイベントで気になった発表についてまとめてみました

 

VMware Cloud on AWSでi4i.metalがサポート

コア:128

メモリ:1024

ディスク:20.4TiB

 

従来よりも高スペックのHWが追加されました

もっと低スペックで安価なマシンのほうが需要ありそうなきがするのですがね・・・

 

NFSデータストアをサポート

今まではローカルのvSAN領域しかデータストアを利用できなかったのですが、

外部のNFSデータストアを利用できるようになりました

使えるNFSデータストアは

VMware純正(Cloud Flex Storage)

Amazon FSx for NetApp ONTAP

の二種類を利用できるみたいです、個人的にはNetAppストレージの信頼度高いので暫くはこっち使ったほうがいいと思います

 

VMware Ransom ware Recovery for VMware Cloud DR

ランサムウェア対策機能が追加されるようです

VMC on AWS+VMware VCDRの合わせ技で別サイトで復旧を図る仕組みのようです

 

最近のランサムウェア複雑化していては同DC内のバックアップのほうも暗号化してくる動きをするので、是非対策をしたほうがいいです

 

VMware Cloud on AWS アップデート(202204)

今回はVMware Cloud on AWSのアップグレード情報についてです

 

・Multi CGWをサポート

今まではワークロード用のConpute Gateway(CGW)は1SDDCで1つしか作成できませんでしたが、複数個できるようになりました

これによってCGW折り返しの通信を分離できるため、より柔軟な構成をとれるようになりました!

 

・Route Aggregationをサポート

ルート集約機能がサポートされました。VMC on AWSがオンプレミスと接続する場合、BGPで広報される経路をもらう形で通信経路を確立しますがCIDR数に制限がありました

今回のアップデートでCIDRを集約できりょうになりますのでより大規模環境でもVMC on AWSを利用できるようになりました(元々広報できる最大は20でした)

 

・CGWで使えるセグメント数が増加

もともとは200が上限だったのですが、multi CGWとRoute Aggregationの機能追加によって最大4000まで使えるセグメント数が増えました

 

今回は以上です

 

 

VMware Cloud on AWSで大阪リージョンが追加!

AWSで大阪リージョンが正式リージョンになって数か月がたちましたが、

VMware Cloud on AWSでも大阪リージョンが使えるようになりました!

 

これでメインサイトとしての利用はもちろん、災害対策サイトとしても利用できるのでユースケースの幅がとても広がりそうです