virtual-oji’s diary

SIerに勤務するインフラエンジニアのブログ

VMware Cloud on AWSのアップデート情報と注意点

今回は先日発表されましたVMC on AWSのアップデート情報を紹介します。

 

・2ノード構成を正式サポート

→プレビュー版だった2ノード構成が正式サポートされました!

これにより今まで本番利用の最低台数3→2になりましたので、最小コストが2/3となります!

 

注意点は「1か月だけ利用可能な1ノード構成」があるのですが、1ノードから2ノードへの拡張はできません。

ただし、2ノードから3ノード以上への拡張は可能です。

 

・新しいインスタンスタイプを利用可能に

→i3en.metalを利用可能になりました。GBあたりのコストが安いインスタンスです。

詳細は以下のスペックです。

        vCPU       Mem                 Disk                                                     NW

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注意点は現時点では東京リージョンでは利用できない点と、NW帯域については現在QoSで最大25Gbpsになっているようです。今後東京リージョンでのリリース及びQoS撤廃されていく方針とのこと。

 

・SDDCのアップデートサイクルの変更について

→SDDC1.10からアップデートサイクルが変わります。

偶数=アップデート必須

奇数=オプション

だいたい3か月くらいで新しいバージョンがリリースされますので、半年に1回くらいのペースで偶数のバージョンとなりアップデート必須となります。とはいえ作業はVMware社が実施することになります。

 

VMware Transit Connectのプレリリース

AWSのTransit GatewayがVMC on AWSで利用可能に!

これによりSDDCが複数ある環境の接続を容易に実現できるようになります。

さらにオンプレとの接続にAWSのDirect Connect Gatewayも活用することができます。

 

新しい機能が続々とリリースされているので、自分含めて助かる方も多いのではないでしょうか!?

以上、アップデート情報と注意点でした。